曖昧REPO.blog

66歳、僕のこれかを、い〜い加減に楽しもう

昨日は、昼間から不思議な振り返りの前倒し現象

「ネット縁」はありだな!を書き終えるころに、長崎の親友に電話した。彼とは中学生からの友人関係で、僕が卓球を始めたころに出合い、幼なじみのような存在で、卓球だけではなくいろんなことを語した。しかし不思議な関係で、同じ学校に通ったことはなかった。

この連休は、ひたすら我慢の日々がつづいているが、どこにも行かない分、毎日いろいろなことに思いを馳せながら「曖昧REPO.blog」を書き続けている。

また、友人への電話は、音声だけのコミュニケーションで瞬間的に何の不思議もなく50年前に遡った。そして、新たなことが分かって驚いた。

僕が高校2年生のとき、県大会の卓球シングルスで準優勝し、親よりも先に病院に入院していた彼に報告へ行った。そのとき手術の後で会話すことはできなかった。彼のお母さんによると、1日手術が遅れていたら命が危なかったらしい。急性盲腸炎が腹膜炎を併発した。
昨日そんな懐かしい話をするとそれは事実だったが、実は膝の半月板の手術で入院した。それから、彼は3度も半月板の手術したことを語った。そのことは初めて知って驚いた。彼は膝回りの筋肉を鍛えて、大学生のときだったと思ったが、全日本のシングルス出場の夢を叶えた。

彼との強烈な想い出は、もう少し時代を遡り中学生のころの話になる。最後の夏、団体戦で事実上の決勝戦で、僕がラストに出てヘマをやらかし優勝を逃してしまった。夏の甲子園に喩えると、決勝戦で最終回二死満塁で僕の所へ打球が飛んできてトンネル。劇的な逆転負けを喫する。僕はあまりにものショックで卓球を止めると決断。そのとき、親友である彼にラケットを割ることを頼んだ。彼は見事にラケットを割ってくれた。

その話はしなかったが、そのときの負けた対戦相手はI君だった。

彼は僕の負けた相手を知らないが、突然そのI君の話を始めた。
全九州卓球シングルスの予選で、全く知らない若い子に話掛けられたそうだ。その子はI君の息子であることを名乗り、父親が亡くなったことを話した。彼はI君の名前は覚えていたが特に付き合いはなかったため、突然の出来事に驚いたそうだ。そして、僕はもっと驚いた。もう真っ暗にはならなかったが、中学時代のその負けたシーンやI君の顔もハッキリと思い出してしまった。

ちなみに、最後の中体連では同校のN君がシングルスで優勝し、学校の先生になった。また、T君は3年後にシングルスで優勝する。彼は東京の丸の内に当時本社があった三菱重工に就職。勤め上げ退職する1年前、役員になった。もうひとりの強かったT君は現在、長崎原爆病院の院長を務めている。

懐かしい話は、これまでの経験上お盆のころたまに起きる現象だった。ところが今回は、コロナ禍のためなのか、前倒しが起こった。

この振り返りの前倒し現象は、
特に意図したことではなかった。
何か意味があるのだろうか。
時間が経つと何かが分かってくるのか。
これまた曖昧な話になってしまった。